この『緑のタマゴ』のようなものは、ヒマラヤスギの松ぼっくり(球果)です。
「松ぼっくり」というと茶色いのをイメージすると思いますが、熟す前の松ぼっくり(球果)は緑色です。そして、ヒマラヤスギの松ぼっくり(球果)は大きくて(10cmくらい)卵🥚のような形をしているので『緑のタマゴ』と呼んでいます😊
武蔵野公園で【ドイツトウヒ】の松ぼっくりがいっぱい!を見上げて、そういえばヒマラヤスギの方はどうなってるかな? と、この日は野川公園の方じゃなくて多磨霊園の小金井門の方に行ったら…
わ~w😃w『緑のタマゴ』がいっぱいだ!
しかも、高~いヒマラヤスギの、高~いところにじゃなくて、一番下の枝に『緑のタマゴ』がポコポコ並んでます🥚🥚
これなら『緑のタマゴ』ヒマラヤスギ松ぼっくり(球果)を間近に観察できます!
👇こんなに間近に😃
表面にいっぱい積み重なっているのは松ぼっくりの鱗片です。
そして松脂(まつやに)がしみ出してます💧
👇もうちょっと小さめの『緑のタマゴ』も松脂だっぷり😅
こうして間近にヒマラヤスギ松ぼっくり(球果)を観察できたので気づいたことが…
最初の画像の…
👆これ(赤〇で囲んだところ)ヒマラヤスギの雌花だよね!?
以前、ヒマラヤスギの雄花と雌花を調べたとき
ヒマラヤスギの雌花を探して|自然観察大学に『開花時の雌花は約5mmと小さく、高所に在り、しかも樹齢30年を超えないと雌花を付けず、数も雄花に比べずっと少ない由。出会えないのも無理はない。』とあり、数年かけてヒマラヤスギの雌花を探して、ついに発見!されていた。この記事を読んで、ヒマラヤスギの球果を見上げてるだけの私が雌花を見ることはないんだろうな~と思っていたのですが、ついに!
👇これがヒマラヤスギの雌花?
改めて「ヒマラヤスギ 雌花」を🔍したら、もう一つ自然観察大学の記事を見つけました。
⇒ヒマラヤスギの花から実|自然観察大学[PDF] 👈こちら、ヒマラヤスギを非常に丁寧に時間をかけて観察されています。ヒマラヤスギ/シダーローズファン必読です😊
そして、こう記されていました『このような継続した観察から、ヒマラヤスギは丸 1 年で花から実になることが確認できました。』そうだったんだ~😲
さらに、私は👇これを…
大きい方が2年目の球果で、小さい方は1年目の球果(まだ雌花)だろうと思ったんですが、ヒマラヤスギの花から実|自然観察大学[PDF] にも同じ疑問が提示され、そうではないことが観察されていました…『濃紫色に変化した雌花序がありました。触れると落下して枯死していることがわかりました。この段階で枯死するものも多いようです。前述の写真の「1 年目?」と思われたものも、早い段階で枯死したものだったようです。』え~😱そうなんだ! 濃紫色に変化した雌花が枯死しているかどうか?確認してこなくちゃ!😅
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2013/01/07 シダーローズ(Cedar Rose)はヒマラヤスギの実の先っちょなんです …ヒマラヤスギは雌雄同株
※球果|Wkipedia には『「果」と表現されるが、厳密には果実ではない。(「果実」という用語は被子植物の持つ成熟した子房に限定して使われる)』と記されています。ちなみに球果植物は裸子植物。
『英語 cone は円錐を意味する単語であるが、初め矢田部良吉により「毬果」と訳され、後に「球果」として広まった。』そうですが、円錐(cone)を「毬」としちゃったのは、日本でおなじみのアカマツやクロマツの松ぼっくりが丸いから?😅
そういえば外国の松ぼっくりは「~コーン」という名前だけど、この「コーン」はトウモロコシ(corn)じゃなくて、アイスクリームやソフトクリームのコーン(cone)だったのね💧
世界一大きな松ぼっくり シュガーパインコーン sugar pine cone (アメリカ)や、ヨーロッパのオウシュウトウヒ(ドイツトウヒ)の松ぼっくりを見ていると「球」まるいイメージは浮かんでこないよね。cone(円錐)なるほどね😅
球果を🔍していて、世界球果図鑑|東アジア植物記 - サカタのタネ 園芸通信 を見つけました。
そのうち読んでおこうと思うのですが、世界球果図鑑[その22]でトウヒ属が出てきて、この記事どこまで続いてるの?
世界球果図鑑[その45] カヤ、イヌガヤ属とコウヤマキ で終わり? 簡単には読み切れない💧
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